体験型《 解剖学講座 》の申込・スケジュール

世界一ゆる〜い解剖学教室(はじめに)

<世界一ゆる~い解剖学教室の特徴>

●シンプルに骨・関節・筋肉の基礎知識をお伝えします

●リアリティを感じる解剖学のボディイメージのつくり方をお伝えします
●難しい専門用語はできるだけ使いません
●イラストや動画を眺めることで解剖学を学べます

1. 解剖学は体の地図帳

今回から、世界一ゆる〜い解剖学教室を始めていくよ。始めて解剖学を学ぶ人でも骨や筋肉を学べるようにたくさんの工夫をしているから、一緒に解剖学を学んでみよう!!

ほんとに私たちにも分かるように教えてくれるんでしょうね。難しかったらすぐに挫折してあげるからね…

僕に任せなさい!ここで伝える解剖学は、分厚い専門書を読もうとして何度も何度も挫折した経験のある僕が、20年かけて研究した解剖学の学び方の工夫がたくさん詰まっているからね。きっと、君たちも解剖学が分かるようになるよ。

何度も挫折を繰り返した人が伝える解剖学って、不安なような安心なような、なんだかよく分からなくなるわね。

ほんとだね。でも、難しい専門書なんてあんまり読みたくないから、とりあえず、この人、信じてやってみるしかないね。

これから筋肉を一緒に学んでいくけど、その前に解剖学の話を少ししてから始めていこうね。

解剖学は、複雑な体の中をのぞき見ることができる便利な魔法の眼鏡のようなものです。

体の中を魔法のめがねで見える化することで、体の地図帳を手に入れることができます。

本来は外からは見えない筋肉や骨、神経、内臓、血管といった様々な器官がどうなっているかを教えてくれます。

これから、この魔法のめがねで体を見える化しながら、一緒に体の中を旅をしていきましょう!!


2.動きは骨と関節と筋肉が重要

動きは、骨と関節と筋肉の3つのチームワークでできてるんだよ。だから、この解剖学教室ではまずはシンプルにこの3つを学んでいくよ。

いろいろいっぺんに言われると頭が混乱するから、そうしてくれると嬉しいね。

体の中には、神経、骨、筋肉、内臓、血管、皮膚、などたくさんの器官があります。

しかし、最初からすべてを学ぶ必要はありません。

この教室では、骨と関節と筋肉を中心にお伝えします。

なぜなら、骨や関節や筋肉は、姿勢や体の使い方、痛みやこりなど、みなさんにとって身近なテーマについてたくさんのことを教えてくれるからです。


3.骨のかたちはいろいろ

筋肉を学ぶ上で骨をまず知っておくことがとても大事でよ。

人間には全部で骨が約200個ほどあるんだよ。

200個?!そんなにたくさんあるんだね。

骨のかたちは全部(背骨を中心に左右は対称的)違います。それぞれに特徴があります。

腕や脚の骨のように長い骨もあれば、頭蓋骨のように平べったい骨もあります。また、手首や足首には小指の先くらいの大きさの短く小さな骨もあります。

骨は、動きをつくる大切な構成要素です。


4.関節のかたちもいろいろ

動きを学ぶうえで骨と同様に、関節を知ることもとても大切だよ。関節は骨と骨のつなぎ目の部分だよ。

関節を見るとき、まずはその関節がどんな形をしているか見てみよう。

なんで関節の形を見た方がいいの?

関節の動きは、その形に沿った動きをすることが大事なんだよ。その形に合わない動かし方をすると、関節に大きな負担となるから、怪我につながるからね。

丸い関節・・・

蝶番(ちょうつがい)のような関節・・・

馬の鞍のかたちのような関節・・・

関節のかたちはいろいろです。

筋肉は、関節のかたちに沿った動きを上手く引き出せるにようについています。


5.筋肉の働きはなんですか?

筋肉の知識も、動きを理解する上でとても大事だよ。

筋肉の働きはとてもシンプル!それは、 “伸びたり縮んだり” だよ。

そして、その両端が骨にくっついていて、骨格を引っ張ることで僕たちは動いてるんだ。

私たちが動けるのは、筋肉が骨を引っ張って動かしてくれてるからなんだね。

この教室では1つ1つの筋肉をゆっくり少しずつ伝えしていくからね。

私たちの体には600以上の筋肉があり、組み合わせも無限です。

私たちが自由自在に動けるのも、いくつもの筋肉がその時の動きに合わせて上手く協調しながら伸び縮みしているからです。

筋肉を1つ1つ学ぶことで、少しずつ筋肉を意識しながら体を動かすことができるようになります。


6.筋肉を見る時のポイントはどこですか?

筋肉の性質は“伸びたり縮んだり”で、この筋肉が骨のどこにくっついているか、そして、どの関節をまたいでいるのかで動きが決まるよ。だから、骨のどこについているかと、どの関節をまたいでいるかを見ていくのが、筋肉を見る時のポイントになるよ。

【筋肉を見る時のポイント】

・骨のどこについてるか

・またいでいる関節

筋肉は、どこについているか、そして、またいでいる関節を見ていけばいいのね。わかったよ!

解剖学では、この筋肉がくっついている両端の骨の部位をそれぞれ、起始(きし)と停止(ていし)といいます。

起始:体の中心に近く、あまり動かない方の付着部
停止:体の中心から遠く、よく動く方の付着部

このついている部位とまたいでいる関節が分かるようになると、それぞれの筋肉がどんな動きにつながるのかが分かるようになります。


7.上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)でみてみよう!

試しに、上腕二頭筋を例にして、骨、関節、筋肉をみて、上腕二頭筋が働くとどんな動きになるかをみてみよう。上腕二頭筋は力こぶをつくる筋肉だよ。

力こぶをつくる筋肉、これのことかな?

動きに関係する要素は、骨・関節・筋肉です。

【骨】肩甲骨、上腕骨、前腕骨

関節】肩関節、肘関節

起始:肩甲骨の上部の2つの●部分
停止:前腕の橈骨の●部分

この3つが、上腕二頭筋の動きを構成します。

骨と関節、筋肉の起始停止が分かると、どんな動きになるかを考えることができます。

下のイラストをみてみましょう。

上腕二頭筋の場合は、この筋肉が青矢印のように縮むことで、肩甲骨の上部の2つの●部分、停止は前腕の橈骨の●部分をひっぱります。

そうすると、この上腕二頭筋がまたいでいる肩関節と肘関節に曲がる動きが生まれます。

これを筋肉の作用といいます。このように、骨、関節、筋肉の起始停止を学ぶことで、筋肉の作用が分かるようになります。

8.どの筋肉から学べばいいですか?

これから、筋肉を学んでいくけど、筋肉は600個以上もあるんだ。

数が多すぎて、全部を覚えるのは大変だよね。

600個以上って…絶望しかないわね….

ごめん、ごめん。驚かせちゃったね。600個っていっても全部覚える必要はないし、この教室では、その中から40個ほどに絞って伝えていくからね。

40個。それなら大丈夫かも…。600個に比べれば…まだマシね。

筋肉を学ぶ時、解剖学の専門書の頭から一気に覚えていく人もいるけど、僕はこの方法はあまりおすすめしないよ。よほど記憶力や根性に自信があるのなら別ですが、僕はこのやり方で何度も挫折した経験があるからね。

分かるわ。私も最初の10ページくらいで挫折する自信があるわ。

筋肉はそれぞれが役割をもっているから、どの筋肉が重要かという優先順位はないんだ。

だから、自分が知りたい筋肉から学んでいくのが一番楽しく筋肉を学べるぞ。

この教室では、筋肉の中でも、僕が好きなインナーマッスルという体の深部についている筋肉から学んでいくからね。

インナーマッスル!なんだか、かっこいいね。

インナーマッスル:体の深部についている筋肉

アウターマッスル:体の浅い部分についてる筋肉


9.なんでインナーマッスルから?

インナーマッスルは関節を安定するように骨の位置を微調整する大切な働きがあるんだ。アウターマッスルも大切だけど、まずは、普段なかなか意識を向けることのないこの筋肉から学んでいくといろいろな発見や気づきがあって面白いんだ。

体の深部についているインナーマッスルは関節を安定させてくれる役割があります。関節が安定すれば、

● ポーズの保持が楽になる
● 怪我の予防になる
● アウターマッスルの負担が減る

など、様々なメリットがあります。

特に、重力の中でいい姿勢を保つためには不可欠な筋肉です。

それじゃ、次回から、実際に筋肉を学んでいくよ!最初の筋肉は、肩についているインナーマッスルの棘上筋(きょくじょうきん)という筋肉からやっていくよ!

ついに、世界一ゆる〜い解剖学教室スタートね。一緒に頑張ろうね!!