今回から股関節についているインナーマッスル、中殿筋について学んでいくよ。この筋肉は、立ったり歩いたりしている時のバランスに関係する筋肉だよ。筋肉を知れば、解剖学で問題の原因を観察したり分析したりしながら、安全で効率的に姿勢改善や痛みの改善ができるようになるよ。
転ばないようにするためには、この筋肉が大事だってことね。しっかり学んでおじいちゃん達にも教えあげなくちゃね。
中殿筋はお尻の横についていてる筋肉だよ。お尻には、他にも大殿筋、小殿筋っていう筋肉がついているんだけど、筋肉の大きさの違いが名前の由来になってるんだ。
中殿筋は、お尻の筋肉三兄弟の真ん中の筋肉なんだね。でっかいお兄ちゃんが大殿筋、ちっこい末っ子が小殿筋ね。
そうだね。まずは次男の中殿筋の起始停止を見てみよう!
起始:骨盤の外側面
停止:大腿骨の外側
イラストを見ながら、中殿筋の形と位置を確認しよう。まずは、しっかり中殿筋を見て知ることで、この筋肉をイメージできるようになりましょう。
しっかり見て、イメージできるようになったら、次は中殿筋の作用を考えてみよう!
中殿筋は、イラストの緑と青の部分についてるから、この筋肉が働くと….
そうそう、答えを見る前にそんな感じでまずは自分で考えてみることが大事だよ。
骨盤の外側についているみたいだけど、骨盤って意外と形が複雑なのね。
筋肉をイメージする時は、その筋肉がつく骨のイメージも必要になるんだ。少しずつ、骨もイメージできるようになろうね。それじゃ、次の記事で中殿筋(ちゅうでんきん)の作用を見てみよう!