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下腿三頭筋(かたいさんとうきん)の作用を見てみよう!

前回の記事ー「下腿三頭筋の起始停止を見てみよう!

今回は、下腿三頭筋の作用を見てみるよ。

筋肉の作用をみるときのポイント
  1. どの骨のどこについているか(起始停止)
  2. またいでいる関節

前回の起始停止を教えてくれた時、下腿三頭筋の作用は、腓腹筋とヒラメ筋では違うっていってたから、この筋肉もいくつかあるの?

その通り!下腿三頭筋の作用を3つの作用に分けて見ていくよ!でも、作用を見る前に、腓腹筋とヒラメ筋の起始停止を比べてみるよ。その方が、作用の違いが分かりやすいからね。

こんな風に2つの筋肉を並べてみると、筋肉の起始停止の違いが分かるだろ。腓腹筋は膝関節より上、ヒラメ筋は膝関節より下から踵の骨についているんだ。

ということは…、腓腹筋は膝関節を動かす作用があるけど、ヒラメ筋は膝関節を動かす作用がないってことだね。

その通り!筋肉の作用は、またいでる関節を動かすからね。それじゃ、3つの作用を見ていくよ!

腓腹筋の作用 その1:足関節を伸ばす

1つ目の作用は、膝関節を伸ばして固定した状態で腓腹筋が働いた場合です。腓腹筋が働くと、足関節が伸びます。

2つ目の作用は、同じように腓腹筋の作用ですが、足関節を反った位置で固定していると、膝関節が曲がる作用になります。

腓腹筋の作用 その2:膝関節が曲がる

3つ目は、ヒラメ筋の作用です。ヒラメ筋は膝関節をまたいでないので、膝関節には作用しません。

ヒラメ筋の作用 :足関節を伸ばす

なかだか、膝関節をまたいだり、またがなかったりで頭の中が混乱するわ。こうなったら、ヒラメの煮付けでも食べに行こうかしら…..

でた。お姉ちゃんの必殺技、現実逃避…..

最初は、この2つの筋肉の作用の違いを考えるのは少し難しいかもね。まずは、足関節を伸ばす作用を覚えてくれたらいいよ。

それじゃ、次は下腿三頭筋がどんな動きで使われているかを見てみよう!