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内腹斜筋(ないふくしゃきん)の起始停止を見てみよう!

今回から内腹斜筋について学んでいこう!

前回の腹横筋でもまあまあイメージするの大変だったから、今回も正直少しビビるわね。確か、腹筋は4つもあるんだったよね。そして、ミルフィールのように重なってついている。

おっ、さすが食いしん坊姉ちゃん!ミルフィールネタは忘れてなかったね。

よく覚えてたね。内腹斜筋は、前回学んだ腹横筋より表面についている筋肉なんだ。それじゃ、内腹斜筋の起始停止を見てみよう!

よーし。頑張ろう!!

お腹についている筋肉は大きくて、いろんな部位についているから、起始停止も複雑だ。最初は、大まかに筋肉全体の形や起始停止をつかんでみよう。

起始:骨盤、腰の膜
停止:肋骨(10~12番目)、お腹の膜

用語解説

起始停止:筋肉がついている部位のこと

イラストを見ながら、内腹斜筋の形と位置を確認しよう。まずは、しっかり内腹斜筋を見て知ることで、この筋肉をイメージできるようになりましょう。

腹筋は、この内腹斜筋以外に、

・腹横筋(ふくおうきん)

・外腹斜筋(がいふくしゃきん)

・腹直筋(ふくちょくきん)

と、全部で4つもあります。


これらの筋肉は、また別にそれぞれ、じっくり学んでいきましょう。

内腹斜筋は、骨盤と肋骨の間をコルセットのように包み込むようについているよ。

あれっ、コルセットみたいにお腹についているって、腹横筋の時も言ってたよね。

そうだね。腹横筋と内腹斜筋はついている部位がとても似ているんだ。

さっきは、内腹斜筋をお腹側から(前)見たね。次は横から内腹斜筋を見てみるよ。

骨や筋肉は、いろんな方向から見ることで、立体的にイメージができるようになるんだ。

横からみると、この筋肉もお腹と腰をコルセットみたいに包みこんでいるのがよく分かるよね。しっかり見て、イメージできるようになったら、次は内腹斜筋の作用を考えてみよう!

用語解説

筋肉の作用:筋肉が収縮して骨格を動かすこと

腹横筋と似たところについているなら、作用も腹横筋と同じになるんじゃないの?

確かに似ているけど、筋肉は筋肉の線維の方向に伸びたり縮んだりする性質があって、この2つの筋肉は線維の方向が違うから、作用もちょっと違ってくるんだ。

よーくイラストをみると腹横筋は、横方向の線が描いてあるわね。それに対して、内腹斜筋は前から見ると富士山みたいに末広がりの線が描いてあるわ。イラストの緑と青の部分についてるから、この筋肉が働くと….

腹筋は、他の筋肉と違って、骨だけでなく、腱や腰の膜についているから少しイメージがしにくいかな。でも、答えを見る前にそんな感じでまずは自分で考えてみることが大事だよ。

それじゃ、次の記事で内腹斜筋の作用を見てみよう!

内腹斜筋の作用のヒント

内腹斜筋は、富士山みたいな末広がりの方向に筋肉がついているので、その方向に収縮するよ