前回の記事ー「菱形筋の起始停止を見てみよう!」
今回は、菱形筋の作用を見てみよう。
菱形筋の起始は、頸椎の上から6番目~胸椎の上から4つ
停止は肩甲骨の内側だよね。
そうだね。この筋肉が収縮した時に動く関節は、肩甲骨と肋骨の間の肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)になるよ。
菱形筋の作用 :肩甲骨を背骨側に引きよせる
イラストをしっかり見て、菱形筋の作用を確認しましょう。
肩甲骨が、肋骨上を背骨側にスライドする動きになるんだ。
肩甲骨って背中に固まってついているんじゃなくて、肋骨の上を動くんだね。
そうだね。腕の始まりは、一般的には肩だけど、骨格的に見ると肩甲骨と鎖骨から始まっているんだよ。
へー、そうなんだ。それじゃ、腕を動かす時は肩甲骨の動きが大事だってなんだ。
あと、菱形筋の、「菱」はひし形のことなんだ。筋肉の形が名前の由来になっているんだよ。
ひし形だから、菱形筋ね。
あと、右と左のひし形がセットになると、逆さの初心者マークに形が似てるんだよね。
そうだね。知ってる形とセットにすると、イメージがしやすくなるよ。
それじゃ次は、どんな動きで菱形筋が使われているかを見てみよう!