これまで、上腕三頭筋について学んできました。
最後はこの筋肉をまとめて見てみましょう。
Table of Contents
上腕三頭筋の起始停止をみてみよう!
今回は上腕三頭筋を学んでいくよ。前回学んだ、上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)と同じ上腕部分についている筋肉だよ。
名前も、同じ上腕って言葉がついてて、似ているね。
そうだね。筋肉がついてる部位が筋肉の名前に入ってる筋肉だね。まずは、上腕三頭筋の起始停止を見てみよう!
起始:肩甲骨と上腕後面
停止:尺骨(しゃっこつ)の後面肘側
この筋肉は、筋肉が3つに分かれてて、頭が3つある形をしているから、上腕三頭筋ね。上腕二頭筋は2つの頭だから上腕二頭筋だったよね。
上腕についてる頭が3つの筋肉だから、上腕三頭筋ね。名前が覚えやすくて助かるわ。
イラストを見ながら、上腕三頭筋の形と位置を確認しよう。まずは、しっかり上腕三頭筋を見て知ることで、この筋肉をイメージできるようになりましょう。
しっかり見て知って、イラストを見なくても筋肉をイメージできるようになっておこうね。
それじゃ、次は上腕三頭筋の作用を考えてみよう!。
上腕三頭筋は、イラストの緑と青の部分についてるから、この筋肉が働くと….
答えを見る前に必ず自分でイメージしながら考えることが大事!繰り返しイメージするうちにイメージ力が高まって、だんだんと自然に筋肉をイメージできるようになってくるよ。イメージ力は、見えない体の中を解剖学で見え化する時に必ず必要な力なんだよ。
上腕三頭筋の作用
上腕三頭筋の起始は肩甲骨と上腕後面、停止は尺骨(しゃっこつ)の後面肘側だよね。そして、この筋肉がまたいでいるのは、肘関節!
実はもっと正確に見ると、上腕三頭筋は肩関節もまたいでいるけど、肩の作用は少し分かりにくいんだ。だから今回は肘関節の作用に着目して見ていくぞ。
上腕三頭筋の作用 :肘関節を伸ばす
イラストをしっかり見て、上腕三頭筋の作用を確認してみましょう。
上腕三頭筋は肘関節をまたいでついてるから、この筋肉が縮むと、肘関節を伸ばす作用になるよ。
これは予想通り!だんだん、自分でも筋肉の作用が考えられるようになってきたわ。
いいね。筋肉のイメージから作用を考える習慣がついてくると、体を観察したり分析する時もとても役立つよ。
それじゃ、次は上腕三頭筋がどんな動きで使われているかを見てみよう!
上腕三頭筋はどんな動きで使っていますか?
上腕三頭筋の作用は、肘関節を伸ばす作用だよね。
例えば、ヨガのこんなポーズの時にも上腕三頭筋が働いています。
おー、高速千切り!。確かに、あれやると腕がだるくなるわね。上腕三頭筋を使ってたのね。
僕、お好み焼きが食べたくなってきた….
だんだんと上腕三頭筋について分かってきたかな。それじゃ、最後は上腕三頭筋を意識しながら実際に動いてみよう!
動きながら筋肉を学ぶことで、解剖学ボディイメージのリアリティが一気に高まるぞ!
上腕三頭筋を意識して動いてみよう!
最後は上腕三頭筋を意識しながら実際に動いてみよう!
上腕三頭筋の作用は、肘関節を伸ばす作用だよね。
しっかり筋肉をイメージして自分の体に意識を向けながら動いてみよう!
上腕三頭筋は二の腕裏のタプタプした部分で触れる筋肉だから、筋肉に触りながら肘を伸ばしてみてごらん。タプタプの奥で、筋肉がギュッとなるからそれを確認してみると面白いよ。
タプタプ、タプタプ、なんだか、耳障りな言葉ね。
おっ、おっ!ほんとだ、伸ばすたびに、筋肉がギュッとなるね。
実際に動きながら筋肉を学ぶと、動きと筋肉の知識が結びついて、トレーニングの時にも解剖学を使えるようになるよ。
上腕三頭筋をイメージしながらの腕立てふせ!二の腕のタプタプ改善効果もアップするってことね。
これまで、上腕三頭筋について学んできました。
この筋肉を意識しながら使えるようになると、ヨガのポーズやスポーツ、生活の中でも肘関節をコントロールしやすくなります。
最初はなんとなくでもかまいません。
腕のトレーニングをしたい時、この筋肉をイメージしながら肘関節を動かしてみましょう。
そして、いつもの感覚や動きがどう変化するかを感じてみましょう。
自分の体で、筋肉を感じながら学ぶことで、リアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。
1つ1つの筋肉をゆっくり学んで、少しずつ解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。
今回は、上腕二頭筋を学んだぞ!
次回は、前腕部分についている筋肉、前腕屈筋群(ぜんわんくっきんぐん)について学んでみよう!