今回は、膝関節を見てみよう!
今回は、膝関節(しつかんせつ)を見てみましょう。
膝関節は、太ももの大腿骨(だいたいこつ)と、膝から下の脛骨(けいこつ)と膝蓋骨(しつがいこつ)の、3つの骨のつなぎ目部分の関節です。
医学用語では、関節の名前などの専門用語を音読するので、ひざ関節ではなく、しつ関節といいます。
しつ関節というと少し難しく感じますが、要するに、膝(ひざ)の関節のことです。
大腿骨と脛骨のイラストものせておきますので、初めてこの関節を見る方は、まずはそれぞれの骨の形をしっかり見ておきましょう。
今度は膝関節の動きを見てみましょう。
膝関節は、曲げ伸ばしの動きが得意な関節です。わずかに、ねじれの動きはありますが、大きな動きではありません。
ねじれが少ない関節であることを知っておくことは、ケガをしない体の使い方につながります。
僕らの体は皮膚でおおわれていて体の中がどうなっているか見えません。
そのため、本で見ただけの解剖学知識では、人の体を見て時に、実際の骨や関節が体のどこにあるのかいまいちよく分からないということがよくおきます。
自分の体や人の体で触って確かめながら学ぶことで、実際の体の中を見える化することができるようになります。
それでは、膝関節の一番ふくらんでいる部分をつかんで、膝を曲げ伸ばししたり、左右にねじったりしてみて、自分の体で膝関節の位置と動きを確かめてみましょう。
しっかり触ると、脛骨が大腿骨の先で動いているのを確認できると思います。
骨格模型で膝関節を見てみましょう!
大腿骨の膝関節側は、丸くなっています。
脛骨の膝関節側は、受け皿状の形をしています。
この脛骨と大腿骨のつなぎ目で、骨同士がスライドしたり転がったりするように動くことで、膝関節の曲げ伸ばしをしています。
関節の動きは、関節の形に沿うので、関節の形をしっかり見ることでその関節がどんな動きをするかが分かります。
1回みただけでは、イメージきるようになるのは難しいので、何度も膝関節を見てください。
そして、解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。このイメージ力が、体を見える化する力になります。
解剖学ボディイメージができると、
【パフォーマンスをあげる4つの力】
・コンディショニング力
・ボディコントロール力
・体力つくり
・観察、分析力
といった体に関する疑問や問題解決、パフォーマンス力をあげる力を高める際にとても役立ちます。
ゆっくり少しずつ、見える化できる筋肉や骨、関節を増やしていきましょう。
今回は、膝関節を見ました!次は、足関節を見てみましょう!