今日は、「肩が痛くて腕がまわらないよ。」という人向けの肩甲下筋・棘下筋・小円筋の解剖学コンディショニングを紹介するよ。前回、学んだ三角筋(さんかくきん)の奥についている小さな筋肉だよ。
この筋肉は腕を肩からまわすときの肩の痛みに関係するんだね。
肩が痛くて腕がまわらない人はもしかしたら、肩についている肩甲下筋・棘下筋・小円筋がこっているかもしれないよ。
それじゃ、肩が楽になる肩甲下筋・棘下筋・小円筋の簡単解剖学コンディショニングをやってみよう!
まずは、腕を肩からまわしたときの
●腕のまわしやすさ
●肩の痛み
をチェックしてみよう。
左右差も確認してみてね!
私は、右肩の方が少しまわしにくいような気がするわ
私は右腕が少しまわしにくかったから、右の肩甲下筋・棘下筋・小円筋の解剖学コンディショニングをしたらいいのね。
10回腕をクルクルまわしたら、ゆ〜っくりと3回深呼吸しよう!
その間、
●筋肉がゆるむ感覚
●血液が流れてぽかぽかする心地よさ
を味わおう!
ほんとだ。なんか脇のあたりの筋肉がゆるんできてポカポカして気持ちいいね。
しっかり、心地よさを味わったら、最初のチェックの時と同じように腕をまわしてみて、腕のまわしやすさや肩の痛みが軽くなっているかどうかをチェックしてみよう。
腕のまわしやすさや痛みが最初よりよくなっているのなら、肩甲下筋・棘下筋・小円筋がこっていた可能性が高いので、1日3回、生活の中で肩甲下筋・棘下筋・小円筋の解剖学コンディショニングを取り入れてみましょう!
肩甲下筋・棘下筋・小円筋はこんな筋肉
肩甲下筋・棘下筋・小円筋は腕を肩からまわすときに活躍している筋肉だから、この筋肉に負担がかかりすぎてこってくると、腕をまわしにくくなったり、腕をまわすときに肩に痛みや重だるさ、張りなんかの不快な症状がでることが多いんだよ。
四十肩や五十肩のような症状にも関係していることが多い筋肉だ。
解剖学を学んで肩甲下筋・棘下筋・小円筋をイメージできるようになると肩に不調があるとき、自分でコンディショニングができるようになってとても役立つから、しっかりイメージできるようになっておこうね。
次回は、首が痛くて横を向けない人向けの解剖学コンディショニング、肩甲挙筋(けんこうきょきん)の解剖学コンディショニングを紹介するよ。