今回は、腓骨を見てみよう！
脚は太ももには大腿骨という大きな骨があって、膝から下は脛骨（けいこつ）と腓骨（ひこつ）の２本の骨に分かれています。
今回は２本の骨のうち、小指側の腓骨を見てみましょう。
腓骨はめん棒のような細長い形をしてます。
腓骨の“腓”という字は、普段あまり見かけない漢字ですが、この漢字は、こむらと読みます。
こむらは、スネの裏側のふくらんだ部分、ふらくはぎのことです。
こむら返りという言葉は聞いたことがあると思いますが、これは、ふくらはぎがひっくり返ったように痛いことから、この名前が付いたようです。
骨格模型で腓骨をリアルに見てみましょう！
腓骨は、脛骨の上面（膝関節の高さ）より少し下についています。
そして、足首側は少しだけ脛骨より腓骨が長くなっています。
腓骨の上と下は、めん棒のように膨らんでいます。
上の画像の腓骨の下側のふくらみが、一般的にいう、外くるぶしになります。
内くるぶしは、脛骨です。
そして、この外くるぶしと、内くるぶしの間に足の骨がはまり込む構造になっています。
この構造を見える化できるようになると、足の使い方をコントロールする時や、コンディショニングをする時にとても役立ちます。
体の中を見える化するためには、まずは骨の形をよく見て知っておくことが前提となります。
１回見ただけでは、イメージできるようになるのは難しいので、何度もイラストや写真でこの骨見て、イメージしてください。
繰り返し見て、イメージして、触ったり、動かしたりしながら腓骨を学ぶことで、だんだんとリアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。
解剖学ボディイメージを手に入れると、体に関するいろんな疑問や問題解決の時に役立ち、日常生活やスポーツにおけるパフォーマンスアップにつながります。
今回は、腓骨を見てみました！次は、足の骨を見てみよう！