前回の記事ー「上腕二頭筋の起始停止を見てみよう!」
今回は、上腕二頭筋の作用を見てみるよ。
上腕二頭筋の起始は肩甲骨の外側上部で、停止は橈骨(とうこつ)の前面肘側だよね。そして、この筋肉がまたいでいるのは、肘関節!
その通り。実はもっと正確に見ると、上腕二頭筋は肘関節だけじゃなくて、肩関節もまたいでいるけど、肩の作用は少し分かりにくいんだ。だから今回は肘関節に着目して見ていくぞ。肘関節の作用はイメージしやすい筋肉だね。
お姉ちゃん、これは僕も分かったよ。たぶん、こういう作用!
よーし、それじゃ、上腕二頭筋の2つの作用を一緒に見ていこう!
えっ、2つ?1つじゃないんだね。
上腕二頭筋の作用 その1:肘関節を曲げる
イラストをしっかり見て、上腕二頭筋の作用を確認してみましょう。
上腕二頭筋は肘関節をまたいでついてるから、この筋肉が縮むと、肘関節を曲げる作用になるよ。
これは予想通り!だって、力こぶをつくる筋肉だからね。でも、もう1つの作用はよく分からないな…
もう1つの作用は、少し難しいけど、前腕を外に回す作用もあるんだ。
上腕二頭筋の作用 その2:前腕を外にまわす
確かに肘を曲げると、前腕が外に回わってくるね。これも上腕二頭筋の作用なんだね。
いいね。そうやって自分の体で確かめながら筋肉を学ぶのはとてもいいことなんだよ。いろんな気づきや発見があって解剖学が楽しくなるよ。
それじゃ、次は上腕二頭筋がどんな動きで使われているかを見てみよう!