前回の記事ー「広背筋の起始停止を見てみよう!」
今回は、広背筋の作用を見てみるよ。
広背筋の起始は胸椎6番目~骨盤後面、肩甲骨下端、下部肋骨で、停止は上腕骨の前側だよね。そして、この筋肉がまたいでいるのは、背骨の関節と肩関節!最初は本でカンニングしてもいいから、しっかり起始停止を確かめるながら作用を考えるのが大事だったよね。
そうだね。イメージが曖昧だと、作用を考えることも難しいからね。
広背筋をまずはしっかり見て、その残像が消えないうちに、作用を考える!!
よーし、それじゃ、その残像が残ってるうちに、骨盤側が固定された場合と、上腕骨側が固定された場合の2つの広背筋の作用を見ていくよ。まずは、1つ目の骨盤側が固定されて場合の作用を見てみよう!
広背筋の作用 その1:肩関節を背中側に曲げる
広背筋が縮むと、上腕骨が骨盤側に引っ張られるから、肩関節を背中側に曲げる作用になるよ。この時、肩関節を内側に回す作用が加わることもあるよ。
イラストをしっかり見て、広背筋の作用を確認してみましょう。
次は、上腕骨側が固定された場合の作用を見てみるよ。
広背筋の作用 その2:骨盤を上に引き上げる
上腕骨側が固定されていると、骨盤を上腕骨側に引き上げる作用になるんだ。
上腕骨を背中側に曲げたり、骨盤を上に引き上げたり、なんだか忙しい筋肉ね。こんな感じかな…
いいね。そうやって自分の体で確かめながら筋肉を学ぶのはとてもいいことなんだよ。自分の体を通じて筋肉を覚えたら、忘れにくくなるからね。次は広背筋がどんな動きで使われているかを見てみよう!