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脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)の作用を見てみよう!

前回の記事ー「脊柱起立筋の起始停止を見てみよう!

今回は、脊柱起立筋の作用を見てみるよ。

筋肉の作用をみるときのポイント
  1. どの骨のどこについているか(起始停止)
  2. またいでいる関節

脊柱起立筋の起始は骨盤、肋骨、背骨で、停止は肋骨、背骨、頭蓋骨だよね。こんなの解剖学の本をカンニングしながらじゃないと覚えられないわ。

最初はそれでいいんだよ。最初はどんどん本を見てカンニングしながら、正しいイメージつくりを繰り返すことが大事なんだ。間違ったイメージを勝手につくっちゃうと、後から苦労することになるからね。

それじゃ、脊柱起立筋の作用を見ていこう!この筋肉の作用は、脊柱起立筋の左右の両方が働いた場合の作用と、片側が働いた場合の2回に分けて見ていきましょう!

1つ目の作用は、脊柱起立筋の左右の両側が働いた場合です。両側が働くと、背骨を伸ばす作用になります。

【両側が働いた場合】

脊柱起立筋の作用 その1:背骨を伸ばす

この背骨を伸ばす作用は、背骨側に近いところについている棘筋の方が、外側についている最長筋や腸肋筋より伸ばす時によく働いているよ。

2つ目の作用は、脊柱起立筋の片側が働いた場合の作用です。

【片側が働いた場合】

脊柱起立筋の作用 その2:脊柱を横に曲げる

この背骨を横に曲げる作用は、背骨の外側についている腸肋筋や最長筋の方が、背骨側についている棘筋よりよく働いているよ。

なかなか難しいわね。まー、焦らず、少しずつ覚えるのが大事よね。こんなのいっぺんには覚えられないわ。

そうだね。焦らず、ゆっくり!楽しみながら!これが解剖学を学ぶ時は大事だからね。一度に覚えようとして頑張りすぎると、結局、続かないからね。

分かってるわね。初心者の気持ちが…

それじゃ、次は脊柱起立筋がどんな動きで使われているかを見てみよう!