これまで、腸骨筋について学んできました。
最後はこの筋肉をまとめて見てみましょう。
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腸骨筋の起始停止をみてみよう!
骨盤の内側面??
そうだよ。腹筋の奥についているよ。
この見事に鍛え上げられた腹筋の奥についているんだ。
あんた、いつのまにそんな体に…、そしていつのまに裸に….
それじゃ、腸骨筋の起始停止を見てみよう!
さらっと流された…
起始:骨盤の内側面
停止:大腿骨の内側
イラストを見ながら、腸骨筋の形と位置を確認しよう。まずは、しっかり腸骨筋を見て知ることで、この筋肉をイメージできるようになりましょう。
しっかり見て、イメージできるようになったら、次は腸骨筋の作用を考えてみよう!
腸骨筋は、イラストの緑と青の部分についてるから、この筋肉が働くと….
お腹の深いところについているから少しイメージがしにくいかな。でも、答えを見る前にそんな感じでまずは自分で考えてみることが大事だよ。
腸骨筋の作用
それじゃ、腸骨筋の作用を見てみるよ。
腸骨筋の起始停止は骨盤の内側面と大腿骨の内側だったよね。
そうだね。そして、またいでいる関節は、骨盤と大腿骨のつなぎ目の股関節なんだ。
腸骨筋の作用 :股関節を曲げながら外にひねる
腸骨筋の作用は、下のイラストのように股関節を股関節を曲げながら外にひねる動きだよ。お腹の奥についているから、股関節を骨盤側に引き付けてグラグラしないように安定させる役割もあるよ。
イラストをしっかり見て、腸骨筋の作用を確認してみましょう。
よく気づいたね。腸骨筋や梨状筋みたいな体の深い部分についているインナーマッスルは関節を安定させてくれる役割をしてくれていることが多いよ。
影の支配者なのね。ママと同じだね。
そっ、そうだね。普段は奥についてて目立たないけど、実はインナーマッスルのお陰で重力の中で効率よく骨格でバランスをとることができてるんだ。
インナーマッスルに感謝だね!
よし、次はどんな動きで腸骨筋を使っているかを見てみよう!
腸骨筋はどんな動きで使っていますか?
腸骨筋の作用は、股関節を曲げながら外にひねる動きだよね。それと、股関節を安定させたりしてくれる役割!
そうだね。だんだん、筋肉の作用を覚えるのに慣れてきてるみたいだね。それじゃ、動きを見てみるよ!
例えば、ヨガのこんなポーズの時に、腸骨筋が働いています。
他にも、生活の中では靴下をはく時にも同じような動きをしてるよね。この時も骨盤の内側では腸骨筋が活躍しているんだ。
おっ、この人、猫の靴下はいてる…僕も欲しいな。
だんだんと腸骨筋について分かってきたかな。それじゃ、最後は腸骨筋を意識しながら実際に動いてみよう!
動きながら筋肉を学ぶことで、解剖学ボディイメージのリアリティが一気に高まるぞ!
腸骨筋を意識して動いてみよう!
最後は腸骨筋を意識しながら実際に動いてみよう!
腸骨筋の作用は、股関節を曲げながら外にひねる動きだよね。
実際に動きながら、自分の体で筋肉を感じることで、筋肉の作用を忘れにくくなるよ。
それに、動かしながら筋肉を学ばないと、生活やスポーツのような動きの中で筋肉を意識して使えるようにはならないんだよ。
お腹の奥って、なんかイメージが難しいわ
確かに少し難しいから、あせらずゆっっくり動いてみようね。
腸骨筋は股関節の付け根に意識を向けると感じ取りやすいと思うよ。
そうだよね。最初からできるわけないよね。少しずつ自分のペースでやってみるわ!
これまで、腸骨筋について学んできました。
この筋肉を意識しながら使えるようになると、ヨガのポーズやスポーツ、生活の中でも股関節をコントロールしやすくなります。
最初はなんとなくでもかまいません。
この筋肉をイメージしながら股関節を動かしてみましょう。
そして、いつもの感覚や動きがどう変化するかを感じてみましょう。
自分の体で、筋肉を感じながら学ぶことで、リアリティを感じる解剖学ボディイメージができてきます。
1つ1つの筋肉をゆっくり学んで、少しずつ解剖学ボディイメージをつくっていきましょう。
今回は、お尻についているインナーマッスルの1つの、腸骨筋を学んだぞ!
次回の筋肉は、みんな大好き、腹筋について学んでいくよ。実は腹筋は4つもあるんだ。まずは、4つの腹筋の中で一番深い部分についている腹横筋(ふくおうきん)を学んでみよう!
ついにきたわね。腹筋ちゃん!!しっかりマスターして、このお腹ともおさらばしてやるわよ。