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前鋸筋(ぜんきょきん)の作用を見てみよう!

前回の記事ー「前鋸筋の起始停止を見てみよう!

今回は、前鋸筋の作用を見てみよう。

筋肉の作用をみるときのポイント
  1. どの骨のどこについているか(起始停止)
  2. またいでいる関節

前鋸筋の起始は、第1~9の肋骨側面で、
停止は肩甲骨の内側だったよね。

そうだね。この筋肉が収縮したときに動く関節は、肩甲骨と肋骨の間の肩甲胸郭関節(けんこうきょうかくかんせつ)になるよ。

前鋸筋の作用 :肩甲骨を前に押し出す

イラストをしっかり見て、前鋸筋の作用を確認しましょう。

肩甲骨が、肋骨上を前方にスライドする動きになるんだ。

肩甲骨って背中に固まってついているんじゃなくて、肋骨の上を動くんだね。

そうだね。腕の始まりは、一般的には肩だけど、骨格的に見ると肩甲骨と鎖骨から始まっているんだよ。

へー、そうなんだ。それじゃ、腕を動かす時は肩甲骨の動きが大事だってなんだ。